ついに、今年9月、我々の生活やビジネスを一変させる可能性のある、新しい移動通信システム「5G」が始まります。今日は下記のテーマでお送りします。
- そもそも5Gってなに?
- 5Gで未来はどうなる?
- 5Gで仕事はどうなる?
そもそも、5Gってなんでしょう?Wikipediaによれば、
5th Generation, 「5G」(ゴジー、もしくはファイブジー)と略記される。1G、2G、3G、4Gに続く無線通信システム
とあります。まあ簡単にいえば、「新しい電波」とでもいいましょうか。スマホのアンテナが立っているときなどに、「バリ3」、「バリ4」とか言いますよね。ネット環境によりつながりやすくなり、スピードが格段に上がるんです。今は主に4G通信ですよね。
今回新しく始まる5Gは、大きく3つの特徴があります。それは、
- 「超高速」
- 「超低遅延」
- 「多数同時接続」
です。そのような特徴をもつ5Gは、さまざまな産業を根底から変える可能性があります。今日の4Gに至るまで、通信速度は着実に向上してきましたが、通信ネットワークのタイムラグを極めて小さく抑える超低遅延、基地局一台から同時に接続できる端末を飛躍的に増やす多数同時接続はこれまでの世代にはなかった大きな特徴です。
超低遅延によって、高い安全性が求められる自動運転ではリアルタイムの通信が可能になり、工場におけるロボットの遠隔制御や遠隔医療も実現できます。多数接続は家電や自動車などの身の回りのあらゆる機器が繋がるIOT化を促進します。
そして、具体的な速度、5Gは4Gと比べてどんだけ速いの?ってとこですけど、
5Gは4Gの10倍速いです。
なんと2時間の映画を3秒でダウンロードできる計算になります!
これはすごいですよね。総務省も5Gによる経済効果を約47兆円と試算しております。もちろん、関連株も上がるでしょう。今のうちに仕込んでおくのも手かもしれませんよ。
そして、どんな未来が待ってるんでしょう。いくつかあげていきますね。
①動画配信
街頭のデジタルサイネージやタクシー内に設置されているディスプレーでセンサーなどによってその場にいる人にパーソナライズされた動画が表示される
②クラウドゲーム
サーバー上でゲームが動くため、専用の機器を買わなくても、手持ちのスマホやパソコンを使って高性能のゲームをどこでも楽しむことが出来る。→3月にグーグルが「Stadia」を発表したのも記憶に新しいですよね。
③自動運転
リアルタイムの道路状況をドライバーに映像で送ったり、遅延なく無人車を遠隔制御したりできる。これによって事故や渋滞が減り、車内空間の快適さも増す。具体的にはトラックの隊列走行なんかが挙げられます。→GPSで取得した先頭車の位置情報などを基に後続トラックを制御し、渋滞を無くしたりできます。あのDeNAも無人タクシーに挑んでいます。
④スマート工場
ケーブルを使わず無線で産業用ロボットを制御。製造ラインのレイアウト変更が柔軟にできるようになるほか、IOTでより広範囲のデータ収集がしやすくなる。→製造業に追い風となり、先陣を切るのは工作機械メーカーと言われています。
日本は欧州などと比べると出遅れ気味ですが、これからどんどんと検討していってほしいものですね。
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