早期退職前に自己点検 転職アピールポイントの勘違い

カルロスゴーンの事件で話題になった日産は、なんと12000人の削減が決まりました。

他にも、富士通2850人、ジャパンディスプレイ1200人、東芝1060人など、上場企業の早期退職者が急増し、2019年1~6月の半年間で8000人に及ぶというニュースが東京商工リサーチから発表されました。

しかもたった半年で、昨年1年間の2倍というハイペースだそうです。人生100年時代といわれるなか、40代で折り返し、セカンドキャリアに挑むことが当たり前になる状況が現実味を帯びつつあります。私も何度か転職してきて、今の会社で絶対に最後と思っていましたが、定年まではいかずに、脱サラすることを決意しました。自分のキャリアをどう設計するべきかについて、面白い記事があったので、私の経験もふまえて、お話させていただきたいと思います。

■まずは過去キャリアの棚おろし 気を付けたいポイントは?

ほとんどの人は、社会人として、ビジネスパーソンとして第一線で長く活躍し、経験も実績も豊富で、人間的にも素晴らしい魅力を備えた人たちかと思います。

しかし、ビジネスの場や、社内異動時の自己紹介とは違って、転職活動の際の自己紹介や仕事選びの基準としては、いくつかのリスクをはらんでいます。

下記の4つのデメリットを想起させてしまう恐れがあるんです。

■成果と関与度を強調 自分なりの創意工夫と再現性

・属性主義

自分自身の個人としてのキャリアが、勤務先の会社・部署などの影響力と同化・依存してしまっているかのように見えてしまうリスク。

・役職・ポジションの重視

自分のキャリアが部長、執行役員、社長などの役職名に依存しているように見えてしまうリスク。

・過去の担当業務の説明

自分が過去担当した業務の説明で終わってしまい、成果を十分に説明できなくなるリスク。

・客観化の不足

セカンドキャリアの転職市場での相場観の情報獲得が不足しているリスク。自分の価値づけや、希望する業務、そこに支払われる報酬の獲得難易度などの情報を理解していなければ、セカンドキャリアを構築するための作戦立案がスタートできなくなる。

転職活動で最初に必要な作業は、当然のことながら、履歴書や職務経歴書の作成というものです。しかしそれらは、過去情報の整理になるせいもあって、余計に上記のリスクに陥る人が増えやすくなるとのこと。

過去の属性や役職、どんな業務を担当してきたのかという情報は、その人の価値や評価を表す重要な情報なのですが、それだけで完結してしまうと、誤解を生じさせる懸念があります。特に、素のままの過去情報は、その企業の内輪だけで通用する社内価値のものさしがあって理解できるものも多く、会社をまたぐ転職活動に使うには不十分かつ不適切な表現になりかねないからです。

確かにそうですね。いくらキャリアがあるとはいえ、全く別の会社にいくわけですから、それまでのその人がどのくらいすごかったかなんて、新しい会社は知る由もありません。

では、上記と同じ属性、経験を持った人が、社外の人にも通じる表現をするにはどうすればいいのでしょうか?

・成果結果主義(Before/Afterの明示)

どんな会社や組織、部署であったかには関係なく、自分がどのような結果・成果を生み出してきたのかを、数字を織り込み、時系列を整理して具体的に説明することが大事です。自分が担当する前の状態と、その後の「差分(さぶん)」が相手に伝わるかどうか、がポイントになるようです。

具体的に数字で表すというのはとても大事であると前にブログでもお話ししましたよね。私もこのことは強く意識しようと思います。

・貢献度・関与度の証明

組織が大きくなればなるほど、自分一人で結果を生み出せるプロジェクトはほとんどありません。生み出した結果に対しての、自分の役回りや貢献度合いを客観的に説明できるかどうかというポイントです。

これも客観的はもちろんですが、具体的にというのも大事な要素だと思います。

・創意工夫ポイントの開示

結果を生み出すために、予期せぬ障害やトラブルがあった際、自分がどのような創意工夫を発揮して、その局面を乗り切ることができたのか、その成果とともにわかりやすく説明できるかどうかというのもポイントの一つかもしれません。

・再現性の抽出

過去の経歴を上記のように整理することで、自分のキャリアのどの部分に再現性があり、応募先企業の事業を伸長させるために、どのようなファンクションでどう価値創出することができそうなのかを表現しやすくなるとのこと。

■印象づけたいのは「過去の実績」より「未来への貢献」

キャリアのプレゼンテーションは、説明を受ける企業から見た場合、「その人を知るために過去を説明してもらうもの」ではなく、自社に迎え入れた場合に「その人が自社の未来にどう貢献してくれそうな人かを判断するためのもの」だということです。また、上記のような観点で整理をすることによって、自分自身が気付かなかった強みやキャリアの方向性(業界や職種)を発見するヒントにもなりえます。

人生100年時代、後半も自分らしく、楽しく働いていこうというメッセージは増えてきていますが、「言うは易し、行うは難し」です。かなり思い切った過去との決別、気持ちの上でのゼロリセットをした人ほど、うまくスタートを切れるケースが多いようです。

就職してからの数十年に、自分のアタマの中に積もった既成概念という垢を落として、自分の中にある価値の本質を確認し、また、人材市場が求めている能力や経験の本質を探りながら、活躍できる場所を探していただけたらと思います。本質的なるものは、以下の性質で表現されることがあります。

・汎用性がある(応用がきくものは幅広い)

・普遍性がある(時が経っても変わらないことは価値がある)

・明快性がある(シンプルであることが強い)

本質性が高いものを発見するには、「長期的目線でモノを見る」「多面的な角度でモノを見る」「根本的な視点でモノを見る」という視点が役に立つそうです。抽象的な表現ではありますが、これらを意識するだけで、「木を見て森を見ず」のような状況を回避できるなら、それに越したことはないですよね。

せっかくの転職なんですから、与えられた能力を生かして、長く、生き生きと働き続けるために、少しでも多くの自分の中の可能性を引っ張り出せるといいですね。その可能性を引っ張るきっかけとなるのは転職サイトに登録というステップも第一歩だと思います。幸い、今の時代はすごくサービスが充実しています。

①ITやWEB系に特化したサイト

レバテックキャリアがお勧めです。厳選された求人IT・Web業界に特化しているからこその4,000件を超える求人登録数を誇り、レバテックだけの非公開求人数も多数。さらに、話が通じるキャリアアドバイザー専門用語はもちろん、最新技術の話が通じます。パーソナリティや志向性に合った求人を提案し、年収290万アップの実績があります。

②アパレル系ご希望の方

アパレル求人【クリーデンス】がおすすめです。

大手・デザイナーズ・外資系企業からの求人のご紹介や、キャリアアップのご相談・面接対策まで、ファッション・人材業界出身のスタッフが、無料であなたの転職支援を行います。

③ジャンルにこだわらずとにかく大手を!という方

もはや知らない人はいないであろう、
リクナビNEXT
は間違いないですね。

④20代限定サービスをご希望の方

最近は20代限定で特化したサービスもあります。あのマイナビからこのようなサービスが出ております。

マイナビジョブ20’s


【 マイナビジョブ20’sの強み】
1.内定まで徹底サポート
マイナビジョブ20’sでは、一人一人の求職者に対して選任のキャリアアドバイザーが担当としてつきます。

キャリアカウンセリングにより求職者の疑問・悩みを細かにヒアリングし、
各求職者の適性・希望を深く理解した上で、最適な求人を紹介しております。
一般的な情報サイトには掲載されていない非公開求人も多数取り扱っております。

また、適性診断による自己分析や、選考通過率をアップさせるための書類添削・面接対策を行い、求職者が志望する企業に入社できるまで徹底的にサポートします。選考に集中できるよう、面接日程の調整といった企業とのやり取りも全て代行しています。

さらに、内定後の条件交渉もキャリアアドバイザーが行い、希望の条件で入社できるようにサポートします。

2.転職経験を持つキャリアアドバイザー
マイナビジョブ20’sでは、転職経験を持つ20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーによりキャリアカウンセリングが行われます。

転職経験を持つからこそ、同じ目線からのリアルなアドバイスを行うことができます。20代の転職を熟知しているキャリアアドバイザーにいつでも悩みや疑問を聞くことができます。

3.東京・関西・東海地方の転職に強い
マイナビジョブ20’sは、東京・大阪・名古屋にそれぞれ拠点を持っています。

関東地方はもちろん、関西地域や東海地域の転職にも強く、U・Iターン転職にも対応しています。

これを機に、まずは一歩踏み出しましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です