ビズリーチ「100年変わり続ける会社つくる」

人材サービスのビズリーチ(東京・渋谷)が急成長しています。もはやCMで見ない日はないくらいに放映していますし、会員制転職サイトに加え、最近は企業の生産性向上支援や、中小企業などの事業承継支援サービスにも乗り出しています。早いもので創業から今年で10年が経ちました。あのCM開始してからもう10年ということでしょうか。人材大手がひしめく中、新たな市場を切り開く秘訣は何なのでしょうか。今日は創業者の南壮一郎社長に聞いたインタビュー記事をご紹介します。

■働き方の選択肢広げる

みなみ・そういちろう 1999年米タフツ大卒、米モルガン・スタンレー証券入社。2004年に「楽天イーグルス」の立ち上げに参画。09年ビズリーチを設立し、社長に就いた。海外生活が長い帰国子女で、自らを「マイノリティー」と指摘する。趣味は夫人との海外旅行。南極への新婚旅行など、これまで27カ国を訪ねた。好きな言葉はマハトマ・ガンジーの「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」。43歳。

まずは、ビズリーチ社長の経歴をご紹介します。1999年米タフツ大卒、米モルガン・スタンレー証券入社。2004年に「楽天イーグルス」の立ち上げに参画。09年ビズリーチを設立し、社長に就きました。海外生活が長い帰国子女で、自らを「マイノリティー」と指摘。趣味は夫人との海外旅行。南極への新婚旅行など、これまで27カ国を訪ねました。好きな言葉はマハトマ・ガンジーの「明日死ぬと思って生きなさい。永遠に生きると思って学びなさい」。43歳。

私とそれほど年齢も違わないのに素晴らしいですね。この差は何なのでしょう。私はまだまだ頑張りが足りません。もっと頑張らないとと改めて思います。

ちなみに、私もビズリーチ登録済みです。最初に登録すると、特典として、プレミアム会員として企業名等がすべて見れて応募も可能ですが、その特典期間が終わってしまうと、見れなくなってしまいます。無料会員ですと、「プラチナスカウト」というスカウト以外は、見たり応募したりが出来なくなってしまいます。ちなみに、有料無料の違いは下記のようになっています。

【有料無料の違い】

有料プラン(プレミアムステージ) 全てのスカウトの閲覧・返信、求人の閲覧・応募、ヘッドハンターへの相談が可能です。ビズリーチを最大限活用して、転職活動を進められます。

無料プラン(スタンダードステージ) 「プラチナスカウト」のみ閲覧・返信が可能です。また応募については、公募・特集求人などの特別な求人のみ可能です

また、有料会員プランは2種類あります。

【有料会員プラン】

タレント会員   2,980円(税抜)/30日

ハイクラス会員 4,980円(税抜)/30日

思ったより結構高いなというのが正直な感想なのですが、本気で他社では紹介されていない会社に転職したいのならこのくらいの努力(自己投資)は必要ってことと考えましょう!

さて、このビズリーチですが、転職サイトの会員数や導入企業数が伸びています。急成長をとげてきた理由は何なのでしょうか。

南社長いわく、「私が一番大事にしているのは事業を正しくつくることです。事業はなぜ存在するのか。世の中の課題を解決するためですよね。社会が構造変化する際には必ず課題が存在します。その課題を発掘し、磨いていく。世の中に必要とされている事業であれば受け入れられるはず。だからなぜやるのか。どうしたいのか。志の部分が重要です」とのこと。

また、人材市場での課題とは何だったのでしょうか。

南社長いわく、「小売業界と同じですよ。小売りでは売りたい人と買いたい人の間の流通が力を持ち、互いの顔が見えなかった。それがネットの普及でアマゾンや楽天が出てくると、直接売り買いできるようになったわけですよね。その点、人材市場はなお紹介会社などが強く、可視化されていませんでした。雇用が流動化し、新しい働き方が求められる時代にこれはどうなのかと。転職情報を見える化し、みんなが自ら働き方やキャリアを選び、企業も人材を主体的に取りに行けないか。そう考えたのが創業の理由です」とのこと。

■「人生100年時代」見据える

ビズリーチならではのサービスである、企業が求職者に直接アプローチできることを、「ダイレクトリクルーティング」というらしいです。私も今までリクナビやエン・ジャパンなど数々のサイトを利用してきましたが、確かにビズリーチのように直接企業からメールが来るということはありませんでした。実際に体験してみて、その点、安心というか嬉しさというかそういった部分はありましたね。

南社長は、「我々はあくまでプラットフォーム。採用したい企業だけでなく、人材紹介会社などに利用してもらってもいい。求職者は登録しておけば、さまざまな企業からアプローチが来る。これなら便利ですよね。転職だけではありません。いざ100歳まで生きるとなると、人生のつじつまが合わなくなることばかりですよね。私が就職した20年前は60歳まで働けばあとは年金で国が面倒見てくれると言われましたが、仮に80歳まで働くならあと37年。20年頑張って振り出しに戻った(笑)。社会保障の問題も含めて、日本の雇用制度がもたないのは当然でしょう」と語っています。

ビズリーチは人材紹介以外にも、様々なサービスを手掛けています。下記をご覧ください。

■累計の譲り受け企業数3300社

■サイバーエージェント藤田氏の教え「会社にいるな」

また、彼には面白いポリシーもあります。彼は社内に居ない様にしているというのです。それは、あのサイバーエージェント藤田氏の教えだそうです。「社長がいたら文句言うから、いない方がいいから」とのこと。

■「私はマイノリティー」

また、彼はカナダで育った帰国子女。大学や就職先も米国。周囲とは違う、いわばマイノリティーです。私にとったらそのマイノリティーが羨ましいんですがね。新しい環境にも、業界が変わることにも躊躇しないのはそれが底流にあるそうです。

アメリカ的な考え方は経営者に向いていますよね。決断力が何よりもあるでしょうから。日本人は何かと曖昧で、優柔不断な方が多いですからね。

成長著しい、ビズリーチ。みなさんも使ってみてはいかがですか?

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