男性の私が育休申請をするまで~育児休暇に好意的な企業へのとっておき転職方法~

育児

はじめに

小泉進次郎さんが育休取得をし、取得後もコメントを色々してくれていることで、日本国民の意識もだいぶ変わってきています。

ただ、

「いまだに男性の育休取得が進まない、法律では男女ともに休んでよいとされているのに、どうして?」

と言った声も聞かれます。

難色を示す側の声としてよく聞こえてくるのは、本人が休むときにその仕事を引き継いだり、フォローしたりする現場の体制が整わないということ。

たしかに、企業としては急にマンパワーを増やせるわけではありません。

あなたは育休を取りたいですか?取りたいのに取れずに困っていませんか?

育休を取りたい人へ伝えたい

でも、結局は本人の意思の問題と私は断言します。

私の今の勤務先は、男性の育休取得は私が初めてです。

まず、そのことについてあなたはどう考えますか?

  1. 今まで誰も取得したことがないのに取りにくい・恥ずかしい
  2. 今まで誰も取得したことがないからこそ自分が取るのは素晴らしい

私はもちろん②です。①なんて間違っても思ってはいけません。

大げさな話ですが、歴史上、世界を変える人はみんな誰もがやっていないことを初めてやってのけた人たちです。坂本龍馬にせよ、豊臣秀吉にしても。

新しいことをするにはもちろん、反対勢力などはいるでしょう。

でもそんなことを気にしていたら何もできないんです。

坂本龍馬や豊臣秀吉がそんなことをしていて、あんな偉業を達成したと思いますか?

絶対達成していないですよね。

結局みんな怖いんですよ色々。

でもですよ、ネットやSNS特にツイッター)などをやって、

情報収集や情報交換をしていれば、そんなの怖がる必要もないんです。

色々と文句を言う人は、結局は古すぎる考えの人だったり、自分が取れなくて嫉妬している人、

自分があまり休んだりしないのにずるい、と羨ましがっている人がほとんど。

そして、そういう人に限って、育児の大変さを分かっていなかったりすることがほとんど。

あなたも、周りが何と言おうと、気にしてはいけません。何よりも日本は法治国家。あなたは法律に守られています。さらに育児休業法は特に育児休業者を守る法律です。

日本が法治国家である限りあなたは絶対に負けません。

極端な話、裁判をしても絶対に負けません。育休拒否は完全に違法ですから。もっと気を強く大きく持っていきましょう。

私の育休取得までの経緯

私はまず、信頼できる上から2番目の上司に相談しました。

もちろん、ボイスレコーダーアプリをONにしながら。

信頼できる上司だったのでことはスムーズに済みました。

結果的に拒否などはされずに、一番上の課長にかけあってくれることになりました。

そして、後日2対1の面談になりました。

もちろん、その時もボイスレコーダーは必須です。

一番上の課長は色々と良くない噂を耳にする課長でしたし、そのあたりが不安だったからです。

でも、1対1などでない限りは、よほど問題のある発言はしないというのは事前調査で分かっていました。

というのも、以前、先輩の女性が、上から2番目の課長が居なかったときに、一番上の課長に、とある個人的な悩みで相談を持ち掛けたところ、完全なパワハラ発言をされたと聞いていたのです。

しかし、その一番上の課長は、周りや体裁を気にするので、2番目の課長や周りが近くに居る限り、そのような発言はしないことが分かっていました。

ただ、用心するに越したことはないので、私はボイスレコーダーアプリをONにして、面談に臨みました。

内容は事前に課長も知っているとは思いましたが、詳しい説明や希望期間などを話しました。

意外や意外、というかおそらく2番目の課長が同席しているからでしょう。真摯に対応してくれました。嘘でも感謝です。

そして、希望期間についての話をした時の一連の流れもご紹介します。

「いつぐらいまで育休取る予定なのかな」

1年です。来年の3月31日までです。」

「総務や人事には、どうして1年なのかとか聞かれるかもしれないけど、ちなみにどうして?」

1年あればある程度落ち着くと思いますし、育児休業給付金が一年間出るから、というのもあります。」

「その理由だとまずいかもしれないよ。もう少し考えたほうがいいかもしれない。」

(?なぜだろう・・・。)

私はその時に、「なぜ?」と思いましたが、とりあえずは、「分かりました」と伝えました。

そして、課長から、「部長や人事課長に話伝えちゃっていいんだよね?」と言われ、

「はい宜しくお願いします。」

と答えました。

そして、復帰後には、残業の少ない部署になるように必ずお願いしておいたほうが良いとのアドバイスも頂きました。

後日、私が居ない時の課内会議で、すべて口外禁止を前提に、課員に伝えてもらいました。

それが、昨年の11月下旬ごろの話です。

決裁をもらうまで

部長や人事課長に話が伝わったことは分かりましたが、その後、あちらから何かしらアクションがあるものだとばかり思っていた私

しかし、一向に何もないまま年が明け、1月中旬あたりになってしまいました。

「あれ?ちょっとおかしいな。待っている必要はないのかな」

そう思って落ち着かない日々を過ごしていました。

思いもよらないトラブル発生

落ち着かない日々を過ごしていた私。

ある日、ふと、しばらく連絡をとっていない遠くに出向している後輩に、メールをしたんです。

「最近どう?元気にやっている?」

すると、彼からは思いもよらない返事がきました。

「はい、元気にやっています。食べ過ぎて太ってしまいました。ところで、男性初の育休を取られるんですか?」

「は?なぜ知っている?」

課員に秘密で通してもらっていた私は、全く関係ない本社以外の会社に出向している彼になぜ情報が洩れているのか急激に腹が立ってきました。

彼曰く、その会社にいる先輩から聞いたとのことでした。

しかしその先輩は私はあまり良い関係ではないですし、返答も期待できなかったので、彼が誰から聞いたのか追及することはやめ、我慢しました。

そして、私の怒りの矛先は、コンプライアンス相談室に向かいました。

私は、我慢がどうしてもできず、2番目の課長にコンプラ相談室への相談を考えている旨を伝えました。

保守的な彼は、

「言っても変わらないし、そのことで君が損をしたら可哀想だよ。

と言ってくれました。

でも私は別に良いとコンプラ相談室に伝えることにしました。

ただ、通報と言う形だと重すぎるので、相談と言う形にさせてもらいました。

通報となるとすべての事実確認が必要となり、犯人捜しのようなことになるのです。

その形は避けました。

結果的に、総務部長より周知してもらいました。

それで変わるかは微妙ですが、誰かが漏らしたことは確かです。

今後またこのようなことがあるなら私はもっと暴れてやろうと思っています。

そして、その2番目の課長に言われました。

「そもそももう、事前に話はついているんだから、育児休暇の申請しちゃっていいと思うよ」

と。

私はもう情報が漏れていたこともありましたし、開き直って申請することにしました。

事前に話をつけておいてもらったことで、決裁はスムーズでした。

部長も特にダメとも言われず(もちろん言われたら違法なので戦うつもりでしたが)、決裁印を押してくれました。

ただ、開始日については、私が日付を決めて書いてしまったため、

再度の提出が必要となってしまいました。

出産予定日とはいっても、その日に出産になるとは限りませんからね。

いずれにせよ、決裁権限者から決裁印はもらったので手続き的には無事終わりました。

男性社員に育休取得をさせる会社のメリット

会社的にも、実は男性の育休取得者などがいると、対外的にアピールになる場合があります。

くるみん」って知ってますか?

これは、「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を受けた証です。

次世代育成支援対策推進法に基づき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定(くるみん認定)を受けることができます。

この認定を受けた企業の証が、「くるみんマーク」です。

さらに、平成2741日より、くるみん認定を既に受け、相当程度両立支援の制度の導入や利用が進み、高い水準の取組を行っている企業を評価しつつ、継続的な取組を促進するため、新たにプラチナくるみん認定がはじまりました。


プラチナくるみん認定を受けた企業は、「プラチナくるみんマーク」を広告等に表示し、高い水準の取組を行っている企業であることをアピールできます。

詳しくは厚生労働省のこちらのページをご覧ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/jisedai/kijuntekigou/index.html

育休などに優しい企業だと思われれば、求人なども来やすくなり、人手不足の今、間違いなくアピールになります。

私はそれはそれで私をダシに使うなら使ってもらって良いと思ってます。勤務先がどう思ってるか知りませんが。

 転職の際にも使える

育児と転職を両立したい、育児に理解のある企業で働きたい!

のように考えているあなたは、転職活動の前に、この厚生労働省のホームページからくるみん認定企業をピックアップし、その企業が転職サイトで求人を出しているかを探してみましょう!

また、転職エージェントに、くるみん認定を受けている企業を教えてもらった上で転職活動するのをお勧めします。

そこで、転職のお勧めサイトを厳選してご紹介したいと思います。

超絶おすすめ転職サイト5選

ビズリーチ

下記のブログ

https://www.kikunoblog.com/bizreach/ でも書きましたが、非常に優秀な企業ですし、

ビズリーチ でしかない求人も多数あります。

しかも直接企業からメールがきたりするのでその点もGOOD。

ビズリーチは転職する際に登録してほしい転職サイトなので、登録していない方はぜひ登録してほしいと思っています。

レバテックキャリア

厳選された求人IT・Web業界に特化しているからこその4,000件を超える求人登録数を誇り、レバテックだけの非公開求人数も多数。

さらに、話が通じるキャリアアドバイザー専門用語はもちろん、最新技術の話が通じます。

パーソナリティや志向性に合った求人を提案し、年収290万アップの実績があります。

【クリーデンス】

大手・デザイナーズ・外資系企業からの求人のご紹介や、キャリアアップのご相談・面接対策まで、ファッション・人材業界出身のスタッフが、無料であなたの転職支援を行います。

リクナビNEXT

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