最新のお酒事情 百薬の長は嘘 適量でも悪影響

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はじめに

お酒、あなたは好きですか?私は徐々に断酒し始めています。

飲むと美味しいと思ったりすることはもちろんあります。でも長い目、広い目で考えると、間違いなく全てにとってマイナスになるからです。

その時楽しくてもすぐに疲れる感じになって、何事も面倒になったり、まあいいや~って感じになったりしませんか?まずそれが嫌です。色々と限られた時間の中で活動しまくりたいんです。

それから、老化が進みます。美容に興味のある私に酒は天敵。酵素も減り、良いことはありません。長年、飲んでいる人と飲んでいない人では明らかに肌の張りや見た目が違います。

今日はそういったことを踏まえてお話しをしようと思います。

最新のお酒事情

昔から、酒は百薬の長とも言われており、1日1、2杯のお酒なら体に良いとされていた時代もありました。

さらに、Jカーブ効果といって、お酒は適量飲むならば、病気のリスクは減るというデータもありました。(ただこちらは、厳密に言うと違います。)厚生労働省のこちらをご覧ください。

飲酒とJカーブ

今回、これまでに発表されている膨大な研究結果を分析した結果、アルコールに適量などなく、総合的に見ると健康に悪影響を及ぼすということが分かりました。

つまり、いくら少し飲んでも毒だってことです。

膨大な研究データを分析。たった1杯でもリスクを伴う

ワシントン大学のマックス・グリスウォルド博士率いる研究チーム。

研究の対象となったのは、個人・人口レベルのアルコール消費量に関する694のデータソースならびにアルコールリスクに関する592の予測的・遡及的研究のほか、世界の疾病および死の主要な原因を毎年調査している『2016 Global Burden of Disease』からのデータ。

1990~2016年までの195ヶ国・領土の状況を対象としたこの分析によれば、15~49歳の男性の死因の12パーセントがアルコールに起因するものでした。

しかしより直近になって、ガンから結核までの病気の潜在的リスクを高め、危険な統計データに寄与するようになるアルコールの摂取量を調べたところ、次のことが確認されました。

つまり、健康状態を別段に悪化させるアルコール摂取量はなく、同時に予想通り、リスクは個人の飲酒量に付随する。つまりたった一杯であっても大変な目にあう可能性はある、とのこと。

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アルコールとそれに起因する死亡数のグラフ

適量なら体に良いは迷信

この研究により、1日1、2杯の飲酒なら体にいいという説は粉々に打ち砕かれました。

それはただの迷信にすぎず、結局はアルコールに起因するさまざまな症状に行き着く。ほどほどの飲酒による些細なメリット(心臓発作の予防など)はあるだろう飲酒のコストはそれを上回るのです。

「飲酒が体にいいとするたくさんの証拠は、たった1つの側面しか見ていないものです。虚血性心疾患や心臓発作を予防するといった話もありますが、それは極々小さな予防効果でしかありません。ついでに言えば、ガン・怪我・精神疾患など、数々の症状がアルコールに関連していることも確認されました」

とのことです。

つまり飲酒によるそれらの影響を総合して考えれば、あまり勧められたものではないということ。

脳にも悪影響!

さらに、最近、適量のお酒ですら脳の老化を早めるという研究結果が報告されました。

今回の研究はその流れを更に裏付ける結果となったようです。

ほどほどでもアウト。飲酒は適量でも脳の老化を早めるという研究結果(英研究) : カラパイア

最近、お酒を飲む若者も減ってきました。飲み会に参加する人も格段に減ってきました。私はこれには大賛成です。

あなたも是非、これをきっかけに断酒、考えてみては?

 

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