転職でつまずく人の共通点 転職成功 失敗 あれこれ 転職希望者必見!

転職エージェントの山田さんという方が、面白い記事を書かれていたのでご紹介します。

彼は、累計5000名を超える人たちの転職相談に向き合ってきました。

彼自身も働き方で悩んでいた時に、転職を支援する転職エージェントという仕事に出会い、自ら転職エージェントへとキャリアチェンジした人。

東証一部上場の人材紹介会社を経て、現在は創業7期目を迎えるベンチャー企業で、新規事業責任者として転職エージェント事業を立ち上げています。

転職をする人、転職をしようと悩んでいる人は増えていますが、その中には『転職に失敗した…』という切実な悩みを持っていながら、失敗の原因を自身で捉えられていないケースが多いという現実も見えてきたそうです。

本記事では、あえて転職がうまくいかなかった人の特徴を紹介します。

その特徴から、自分にとっての転職とはなんなのか、そもそも転職する必要があるのか、どのようにすれば転職が成功するのか、など考えるきっかけになれば幸いです。

【ケース①】

5回目の転職後、 またすぐに始まった転職活動

IT業界で10年近くエンジニアとしてキャリアを歩んできた田中さん(仮称)。半年前に経験が活かせる同じ業界、同じ仕事で転職をして、順調なスタートをきったはずでした。しかし、転職して半年が過ぎた頃「自分への評価が納得できない」という理由で、また転職活動をスタートさせます。

この半年で何が起きたのでしょうか。

田中さんは40代前半で、すでに転職回数は5回を数えます。会社が倒産してしまうなど、会社都合によるやむを得ない退職もありました。しかし最近の転職理由は、いずれも自分への評価に対する不満が原因となっていて、半年~1年が経った頃に、転職活動を開始している時間的な傾向も出ていました。

転職して半年というと、人側も企業側もお互いの様子が見えてきた時期です。会社によっては半期を振り返っての評価面談などが実施され、企業側から自分への評価が見えてくるタイミングでもあります。今回の田中さんもまさに、フィードバックされた半年間の評価が低かったこと、伴って賞与査定も低かったことが不満につながっていました。

当然完璧な会社はありませんから、良いところもあれば悪いところもあります。そして悲しいのはその悪い方に目が行きやすいという点です。

短いスパンでの転職は、お金の面で他にも大きなマイナスにつながってしまうことがあります。例えば、賞与は半年分の成果に対して支払われることが一般的なので、入社してすぐの賞与は、査定対象外になってしまうことが多いです。

私も中途入社だったので、ボーナスはもちろん、有給休暇も最初は少なくて大変でした。有給休暇はフルに使うタイプですので。

また、同じ会社に長くいることで得られる福利厚生や退職金など、得られるはずだった恩恵の対象から外れてしまうケースなどもあります。

それでも「今の会社では、自分を正当に評価してもらえない」という前回の転職と全く同じ理由で、とにかく今の会社を辞めることを前提にした転職活動がスタートしました。

転職すること自体が目的になっていた?

田中さんの前回の転職活動を振り返ってみると、きっかけは同じで、自分への評価が低いことへの不満が理由でした。

一般的に自分への評価とは給与や、職位にあらわれます。あるいは参加できるプロジェクトの規模が大きくなるなど、仕事上でより良い機会を与えられることで実感することができます。

田中さんにとって、「自分への評価」とは何を指していたのでしょうか。

田中さんからの転職相談を彼が受けてみると、自分をどのように評価してもらいたいのか、満たされていないものを次の会社が満たしてくれるかどうか、という振り返りをしていないことがわかってきました。

評価されることを望みながら、転職先では何が評価されるかを知ろうとしないケースは、実は数多くあります。自分が評価されないのは会社がおかしいからだ、という結論があって転職活動をしている場合、転職すること自体が目的化してしまうことになります。

たしかに評価基準があいまいな会社も多く存在します。だからこそ、評価されるポイントをつかんでおくべきです。業績を上げることで評価される、チームを助けることが評価される、といった基準が明確になっていて、自分のスキルを活かしやすい環境かどうかを具体的に検討することで、精一杯仕事に打ち込むことが評価につながる確信が得られます。

うちの会社は、公務員みたいな年功序列が根付いています。評価制度はあって無いようなもの。よほどのことが無い限り、ある程度の年齢にいけば、ある程度はあがります。特に男性。なので、成長も何も無いですし、ぬるすぎます。そういったことも私が脱サラを目指した一因です。

田中さんのように辞めることが最優先になり、転職自体が目的化している人は、他社から内定を獲得できると「これで辞められる」という気持ちになってしまい、転職後の設計が甘くなってしまう傾向があります。結果、入社の前後でギャップが生まれやすく、評価しない会社が悪いのでまた次の会社に転職する、というループが繰り返されてしまったのです。

「自分が評価されない理由」を考える

転職しようと思ったきっかけは不満であることがほとんどです。その不満を掘り下げ、何が満たされていないことが不満なのか、その不満は転職によって解消されるのか、という冷静な判断が必要です。

そしてその判断には、「なぜ自分が評価されなかったのか」という捉え方で自分側に問題はなかったのかを振り返る必要があります。評価しないのは会社が悪い、という他責の発想から、自責で物事を捉えることで、同じ失敗を繰り返さない学びが得られるからです。

自責ということはめちゃくちゃ大事です。これを徹底するだけで組織で働く人はうまくいくといっても過言では無いです。私の前の会社で上司にこれでもかというくらい叩き込まれました。

半年~一年間という短期間で転職を続けてしまった状況を、田中さんも決して良い状況とは思っていませんでした。年齢的にも、持っているスキルも、まだ転職先を探すことはできるかもしれませんが、それでも少しずつ転職先の選択肢が減ってきている自覚もありました。

その中で転職をして、また評価されないという懸念を払しょくするため、まず、今の会社で評価されるにはどうしたらいいのか、本当に今の会社では評価されないのか、自分と向き合うために半期のフィードバックを役立てることになりました。

自分は何を評価されたいのか、そしてなぜ評価されないのか、自分と向き合うことにしたのです。自分にとって評価されるとはどういうことなのかを明確にして、今の会社ではそれが実現できないと判断した時にはじめて転職する、という計画となりました。転職はあくまで手段の一つとして、捉えることが出来るようになったのです。

スキルはあるがコミュニケーションがとりづらく、チームとしての動きの足並みを乱す人、というありがたくない評価も、いったん自分ごととして受け入れ、今まで以上に仕事と、周囲への協調姿勢を見せていくことになりました。

【ケース②】

出来上がった価値観が判断を鈍らせる

2人目の杉山さん(仮称)は初めての転職ということもあって、慎重な検討をしていた30代の男性です。ベンチャー企業から異業界の大手企業への挑戦となりますが、自分のミッションも明確で、諸条件にも納得して転職をしました。

しかし、入社して一年が経ち、自分でもなかなか思ったような業績が上がってきません。納得していたとはいえ、ベンチャー企業から大手企業への転職はルールの多さ、意思決定までの調整ごとなど、個人ではどうにもならない進め方へのとまどいも多かったようです。とくに上司との関係性で話が進められたものが、総務や稟議書類を通さないと話が進まないスピード感の無さには辟易していました。

すぐに転職を考えているわけではありませんが、このままの状態が続くと、自分自身が居づらくなってしまうという不安にかられてしまいました。

何かにつけて「前の会社では…」

業界が異なるとは言え、前職では実績を出してきた自負もあります。杉山さんは新しい職場のやり方よりも、自分がやってきたやり方に固執していました。

もちろん、より成果につながる独自の手法を試みることは悪いことではありません。しかし自分の価値観をそのまま押し通そうとするやり方では、味方になってくれる人もあらわれません。社内の人間関係構築という面でも、一歩遅れをとっていたようです。

新卒で入社した会社ではなかなか気づかないかもしれませんが、自分がどれだけ大切にされてきたのか、転職後に知ることになります。気付かぬうちに上司がフォローをしてくれていたり、採用に携わった他部署の先輩が自分を気にかけてくれることもあります。

杉山さんが自分の価値観の中だけで仕事を進めてしまっている中、現在の上司からある一言をもらいます。それは「前の会社ではこうでした…」と言いかけたある日、「うちは杉山さんの前の会社とは違うし、ないものがあるかもしれないけれど、あるものもいったん見てみてよ!」という一言でした。そこで初めて、何かにつけて前の会社と比較している自分に気がつけたと言います。

今までの職場では、杉山さんを知っている人たちに囲まれていました。なんとなく、周りが合わせてくれた環境とは違って、杉山さんがフィットさせにいくことがポイントです。

「違って当たり前」に慣れる

初めて社会に出て、社会人としての当たり前を同じ会社の中で学んできた杉山さん。挨拶やメールの書き方、社内での立ち振る舞いなど、仕事に関する価値観は全て前職で形作られたといっても間違いありません。

転職して最初にとまどうのは、職務内容ではなくてこういった自分にとっての当たり前が、当たり前ではないことに気付かされた時かもしれません。「部長!」と役職名で、時には名前すら省く会社もあれば、代表取締役も「~さん!」と名前で呼ぶ会社もあります。会社独自の価値観に対して、受け入れるのか、拒絶するのかによって、当事者意識も違ってきます。

価値観は過去の経験によって出来上がっていくものなので、違っていて当然です。違いがある中で認めながら、いかに改善していくのか、場合によっては自分のやり方を合わせていく柔軟性がポイントになります。自分の当たり前が、その会社では当たり前ではないことを受け入れながら、違って当たり前という新しい価値観をつくりあげる必要があります。

入社する前と後のギャップについても同じことが言えます。違うことを前提にしていれば、少々のギャップには惑わされません。勝手に会社に期待して、勝手に会社に裏切られたという人がいます。期待するなということではありませんが、価値観が違うことを嘆くよりも、違うことを発見と捉える人は余裕が持てるはずです。

自らが会社の雰囲気をつかもうとする傾向は、管理職人材に多く見受けられます。自分のレポートライン(報告し、承認を得る上司)といった意思決定者や仕組みを意識しているためです。

認めてしまえば、協力者も増える

杉山さんにとって大事なのは自分のやり方を押し通すことではなく、成果を出して会社に貢献することです。新しい会社のやり方に沿って、素直に実行に移してみることにしました。

スキルも経験も申し分のない人に限って、プライドが邪魔する、という状況は起こり得ます。また中途社員に慣れている会社と、慣れていない会社があります。どのように声掛けをしたらよいか、元々いる社員からしてみても、協力が余計なお世話になってしまうのではないかとアドバイスを躊躇するケースがあります。

このようにお互いに価値観のすり合わせの機会を探っているので、新しい環境に入ったら、自己開示をしながら、価値観を違うことを認めあっていきましょう。

*     *     *

転職は手段の一つなので、転職しない選択肢も多いに認められるべきです。生き方と働き方を重ね合わせるような転職が良い選択となるように、価値観に違いがあることは前提として心にとめておきましょう。

以上、ご紹介してきましたが、今回は転職を考えている人に本当に強くお勧めしたい記事ですね。満たされていないものは何か?どうすれば満たされるのか?
きちんと行動したのか?まずは何事も”明確化”する事。

それが納得いく転職に繋がる。何より、転職はあくまで手段のひとつ。

ひとまず理解すると良いのは、会社はその人を幸せにするために存在しているわけではないということです。

少しでも悩んでいて、頼りの綱が無い方は、転職サイトに登録をお勧めします。何より無料ですし、いろいろ親切に相談にも乗ってくれます。

たとえば、WEBやIT関係に強い、レバレジーズテックや、ハイクラス求人に特化したCMでもご存知のあのビズリーチ

レバレジーズというのは転職業界ではもはや有名で実績もあります。それにビズリーチはもはや知らない方はいないんじゃないかってくらい最近はCMやってますよね。

悩んでいるよりまずは行動から♪登録だけなら無料ですし、まずは一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。そうでないと何も変わりませんよ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です