日本が経済成長を持続的にできるかどうかは、一つは人工知能(AI)とロボットを活用して生産性を向上させることは非常に大切だと思います。
米国では高卒以下の労働者の実質賃金が減り続けているんです!
これが、自動化が一因となっているのは間違いないようです。ダロン・アセモグル米マサチューセッツ工科大教授とパスカル・レストレポ米ボストン大助教授は、ロボットの普及が進んだ地域では雇用と賃金がともに低下したと報告しています。
推計ではなんと汎用ロボット1台当たり約3.3人の労働者が仕事を失うとのこと。
政治的にみれば、自動化の加速的な普及は歓迎すべきことではないようです。製造業の仕事が自動化されたり海外に移転したりすれば、様々な社会問題が持ち上がるからです。
アンガス・ディートン米プリンストン大教授らの研究は、米国で低下し続けていた高卒以下の中年白人男性の死亡率が90年代以降、上昇に転じたと報告しています。主な原因は自殺、アルコール、麻薬。そして、最も犠牲になったのは、自動化の波が押し寄せる前に製造業に参入した労働者なのです。
米国でも欧州でも、ロボットの普及で労働者が職を失っている地域ほど、大衆迎合的な候補者に投票する傾向が強いそうです。米ミシガン、ウィスコンシン、ペンシルベニアの3州では、92年以降の大統領選で民主党候補が勝利してきましたが、直近はトランプ氏が勝利しました。ロボットの地域別普及状況をみると、その理由がわかります。
これまで人々の政治的反発は主にグローバル化に伴う不利益に向けられていましたが、今や多くの有権者がロボット革命を抑制する政策に好意的になっているそうです。2017年の米ピュー・リサーチ・センターの調査では、危険な作業以外への機械の使用を制限する政策に賛成すると答えた米国人の回答者割合はなんと85%に達しています。自動化のペースを鈍化させるためにロボットに課税する案も、今日では欧米でさかんに議論されています。
しかし、私はこの発展は止められないのではと思っております。商品開発などもろもろについてはもちろん、社会全体がそういう流れになっていますし、それで便利な世の中になっていくのなら止められないですよね。
一方、日本では、ピュー・リサーチ・センターの調査で44%が経済は堅調と答えていますが、今日の子供たちが親世代より豊かになるとみる人は15%にとどまっています。心配事の一つは、まさに、移民でなく自動化に雇用が奪われること。回答者の83%が自動化により日本の不平等は拡大するだろうと答えています。
今後創出される雇用の多くは、従来と全く異なるスキルを必要とするため、多くの人が習得できずに取り残されかねないでしょう。現在、日本の貧困率は16%に達し、大都市とそれ以外では大きな地域格差が出現して社会の亀裂が深まっています。
そのためにも、手に職ですね。私も牛歩ながらプログラミングやブログなど、ネットの勉強を毎日しています。もっと早くからやっておけばよかったと思っていますが、始めただけでも一歩前に進んでいると信じてやっています。WEB系の仕事は山ほどあります。可能性も鬼のようにあります。ぜひ、一緒に頑張りませんか?
しかし、自動化の加速でこうした貧困や雇用問題が顕著になれば、テクノロジー自体に対する反感が強まりかねませんよね。このようなことを避けるためには、来るべきAI革命に備えて、教育訓練等に大規模に投資する必要があるのではないでしょうか。プログラミングやWEBの技術・知識など積極的に国も支援すべきです。喫緊の課題だとすら私は思うのですが。
しかし、一方で、自動化で仕事がなくなった場合に、高齢者などはやむなく低スキル低賃金の仕事に就く場合もあるでしょう。自動化が進むにつれて賃金水準の低い仕事に追いやられる人が増えるようなら、所得補償なども検討すべきと思います。
とにかく、少しでも迷われてる方、不安な方は、WEBの勉強をお勧めします。
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