すぐ怒る自分を変えたい 講座に年24万人、6年で29倍
あおり運転やパワーハラスメント、家庭内暴力――。「怒り」が引き金となるトラブルが後を絶ちませんよね。日本はどうなってしまっているんでしょうか。激情に駆られた言動は人を傷つけ、自らの人生を狂わせることもあります。怒りへの対処法を学ぶ講座の参加者は年間24万人を超え、6年でなんと約29倍にも増えました。
「怒ることの利点と欠点を議論してください。テーマは怒りですが、にこやかに」。6月下旬、東京都港区で開かれた入門講座に約50人の男女が集まりましたた。
「相手を傷つける」「人間関係が崩れる」。ある4人グループでは欠点については次々と意見が上がりましたが、利点の議論は低調。「自己主張できるから?」「すっきりするのかな」。すねに傷を持つためか、発言もためらいがち。
このような講座って向き不向きもありますよね。自分の悩みなので私はこういう場より一対一などの場のほうがいいです。同じ悩みをもった他人と共有するということも大事だと思いますが、逆に他人に聞かれたくないということもあります。
時間を見計らって講師の戸田久実さんがマイクを握りました。「怒りの感情が悪いわけではない。怒りは身を守るための防衛本能。怒ることと怒らなくていいことの線引きが大切です」
参加者の神奈川県の男性団体職員(32)は転職を5回以上繰り返しました。私と似ています。彼は最短で1週間、長くて3年半しか同じ会社に勤めたことがありません。相談なく仕事を増やされたり、出向を命じられたりして不満をため込み、怒りを爆発させました。「今後の人生どうなってしまうのか」と不安になり受講したそうです。
埼玉県蕨市議会元議長の小林利規市議(55)は「怒りに身を任せてから後悔の日々」。議長時代、同じ会派の市議と口論になり、勢いで蹴ったテーブルが相手にぶつかりました。その責任を取って辞任。「公人としてこのままではまずい」と危機感を募らせて参加しました。
「すぐに怒ってしまう自分を変えたい」と願う人向けに講座を開くのは一般社団法人「日本アンガーマネジメント協会」(東京)。最近はずいぶんと知名度も上がってきましたね。私はゆくゆくは資格検定なんかも出来そうな気がします。
1970年代に犯罪者の更生プログラムとして米国で生まれた心理トレーニングを活用し、怒りのメカニズムを学び「許せる範囲」を広げる訓練を重ねます。研修に取り入れる企業は3千社を超え、教育や医療分野でも活用されています。
そして、ニュースでも話題になりましたが、職員に暴言を浴びせて辞任し、再当選した兵庫県明石市の泉房穂市長(56)も受講者の一人なんです。
「怒りを感じたことを点数化してノートに書き留め、感情を客観視できるようになった」と語り、「怒りで人を動かすのではなく、リーダーとして伝え方を工夫したい」と力を込めています。
18年の受講者は約24万5千人。上司にパワハラ的な指導を受けた世代が管理職となり「部下をどう指導していいか分からない」と相談に来たり、育児中の女性が参加したりする例も増えているそうです。
この、「上司にパワハラ的な指導を受けた世代が管理職となり~」のところ、気になりますね。うちの会社にもいます。その人は同じように部下にパワハラをし、何人か辞めちゃってるみたいです。しかしその人には何のお咎めもありません。なぜでしょうか。私は告発しようかぐらいに思っています。でも、結局はそういう人って「小者」なんですよ。自分がパワハラされてきて、それを教訓・反面教師としないで、そのまま部下に同じことをしちゃうんですから。仕事の件で話をしたことがありますが私に言わせれば大したことない人でした。感情を結構あらわにするタイプで、私は話をしながら、「あ、人間としてダメな人だ」と納得しました。そういう人にはそう思いながら接すればそれほどこちらがムカつくこともありません。私は心の中でほくそ笑みながら、接してました。
心理学者の和田秀樹国際医療福祉大教授(59)は「現代は人々が怒りやすい環境にある」と指摘しています。「技術の発展で便利な社会となったが、一方で不便さへの耐性がなくなった。生産性やスピードが重視される中で、変化に対応できない人ほど不満をため込んでいる」とみています。
そんな環境って嫌な環境ですね・・・。日本を出れるもんなら出たいくらいです私は。
では怒りはどうすれば抑えられるのでしょうか。アンガーマネジメントを日本で広めた安藤俊介代表理事は怒りが過ぎ去るのを待つ「6秒ルール」を提唱しています。怒りを自覚し許せる範囲を広げていくことが重要だといいます。
でもこの6秒ルールって本などでもたくさん書いてありますし、有名ですよね。私はこれには賛同できません。みなさん実践したことありますか??6秒ルールってあまり解決策になっていないんですよ。だって、そもそもイライラに悩む皆さんが解決したいことって、「イライラしないこと」じゃないですか?この6秒ルールだと、「怒っても我慢しろ」と言っていることと同じじゃないですか。「怒ること前提」なんですよ。時間が経てば落ち着いてくるのは別に講座で勉強しなくても誰でもわかります。それよりも、悩んでいる方はそもそも「怒らない」「イライラしないようにしたい」ってとこに自分を持っていきたいのではないですか?
怒りは力関係の高い方から低い方に向かう性質があり「怒りの連鎖」を引き起こす恐れもあります。安藤理事は「講座の認知度はまだ低い。怒りに自覚的でない人にどうやったら参加を促せるか。次の課題です」と話しています。
先ほどの内容と少々かぶりますが、怒りは事件やトラブルのきっかけにもなります。警察庁によると、配偶者からの暴力に関する相談は2018年は7万7482件で10年前の3倍に増えました。あおり運転を含む道路交通法違反の「車間距離不保持」の摘発件数は1万3025件(18年)で前年の約1.8倍でした。
教育現場では教師の暴力防止やいじめ対策にアンガーマネジメントを活用する事例が増えているといいます。学校で講演や指導を行う臨床心理士の佐藤恵子さんは「怒りの感情をため込み、ひきこもる子が目立つ。怒りを制御する方法と周囲に上手に伝える方法を学んでほしい」と訴えています。
アンガーマネジメント、やらないよりは良いとは思いますが、それよりも画期的な方法を私は知っていて今実践しているので、それをnoteにまとめました。ご興味のある方はお読みくだされば幸いです。
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