もはや知らない人は居ないくらい有名になったeスポーツ。しかし、この「eスポーツ」という言葉について疑問を持った方は私だけでは無いはずです。つまりは、
「eスポーツってスポーツなの?」
ってことです。
みなさんも思いませんか?私もいまだにすごく疑問です。だって、
ゲーム
ですから。
eスポーツ産業は大きく成長し、多くのファンを獲得するにつれ、大きな舞台へ押し上げる動きが始まりました。それが最近東京オリンピックでも話題の、
オリンピック
という舞台での公式種目化です。
ゲーム会社やeスポーツ団体は、eスポーツのオリンピックの公式種目化を目標に掲げてきましたが、やはりというか当然待ったがかかりました。
まず、国際オリンピック委員会のバッハ会長は、
「eスポーツの暴力性がオリンピックの価値観と相容れない」
と述べていますし、
ドイツの政治家は、
「eスポーツという単語そのものを抹消すべき」
と述べています。さらに、国際体操連盟の渡辺守成会長は、
「eスポーツはリアルなスポーツとは異なるものである」
という意見を述べています。
いまや大人気の「PUBG」ですが、これはシューティングというゲームのジャンルに、「バトルロイヤル系」と呼ばれるサブジャンルを普及させました。分かりやすく言うと、
「多人数のプレイヤーが一つのマップに降り立ち、最後の一人になるまで戦う」
ということです。「バトルロワイヤル」って映画もありましたよね。このゲームは全世界150万人が同時にプレイするという驚異的な記録を作りました。そして、その影響で、他の会社も同じようなゲームを作り始めました。そこで人気が爆発したのが「フォートナイト」というゲーム。かっぱえびせんでは無いですが、面白すぎて「やめられない止まらない」状態で社会現象までになりました。2018年ワールドカップのドイツ代表選手は、この「フォートナイト」を夜中にプレイしていたことで次の日に試合に負けたと報道されたほどだそうです。(笑)公式発表では登録プレイヤー数はなんと2億人超えだそうです。(^^;
ユーザーと主催者側の違い
eスポーツ団体や、自治体などは、eスポーツを公的な興行として認知させるため、国際オリンピック連盟が非難するゲームの暴力的な表現が表立たないようにするプロモーションを始めました。
なんてったってオリンピックですからね。清らかなイメージのあるオリンピックですから、オリンピック連盟が非難するのはもっともだと思います。
eスポーツがオリンピック競技に採用されて、ゲームユーザー以外のファンから受け入れられるためには、暴力的なゲームを排除せざるを得ないですよね。日本ではこうして暴力的な表現を伴わないゲームを採用しようとする大会が増加傾向にあります。
でも、ユーザー達はどう思うでしょう。東京都が行うeスポーツ大会においてどんなジャンルのゲームを採用してほしいかアンケートをとったところ、半数以上が「シューティング」と答えており、いわゆる暴力的なゲームが大半です。
ユーザーあってのゲームで、一番人気なのがシューティングや暴力的な表現を伴うゲームなんですから、それを排除するのは難しいと思いますし、それが無理なら無理にオリンピック競技に採用する必要は無いんじゃないかと私は思います。だったら、全く別物のオリンピック的なものとしての大きな大会を企画すればいいのではと思います。
とにもかくにも、私も本や雑誌やネットで勉強しただけの身。一番良いのはeスポーツを自ら体験することですよね。
ということで、次回はやはり実際に私が初めてeスポーツを体験したうえで、そのレビューも含めて、お話しさせていただこうかと思います。
今日もお読みくださりありがとうございました。
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