ネットの「口コミ」サイトや動画投稿サイト、SNS――。就活にまつわる様々な情報がネットに飛び交っていますね。私のブログもまさに転職情報が多いです。
企業全体で見ても、ネット発信を積極的に活用する企業も増えてきましたが、学生にとっては情報の精度を見極めるリテラシーが求められます。すべてを信じては危険もありますからね。今日はそのコツなどをご紹介したいと思います。
ケース①
「週休2日と聞いていたのに……」。関西の私立大学4年生の田中亜実さん(仮名)は6月に内定をもらった大阪市内のコンサルティング会社A社が許せないでいます。田中さんはワークライフバランスを重視して志望企業を選びました。A社の採用サイトでは「週休2日」と明記されていましたが、内定を得た後で出席した内定者説明会で人事担当者の言葉に耳を疑いました。
「採用サイトには週休2日と書いていますが、実は土曜も出勤があります。それでもいいと思う人は入社してください」。田中さんは「だましてまで学生を集めようとするなんて信用できない」とその場で内定を辞退。今も就活を続けているそうです。
この例ですが、だましているわけではないのでは?と私は思います。ここでのポイントは2つあります。
まず、「週休2日制」は“1ヶ月の間に週2日の休みがある週が1度以上ある”ことです。必ず週2回の休みがあるというわけではなく、残りの週の休みは週1日というケースもあるので注意が必要です。
ですのでこの場合、この企業が土日を週休2日としていたなら、土曜出勤があったとしてもそれでだまされたとは言えないのです。
一方、「完全週休2日制」は毎週必ず2日間の休みがある制度を指します。ただし、休みである2日間が土日とは限りません。求人情報欄に「完全週休2日制・土日祝休み」などのように休日の曜日や祝日について明記されていない場合は面接の際などに確認したほうがよいでしょう。
ですのでこの企業の場合、週休2日というのが完全週休2日のことだったとしても、「土曜出勤がある場合がある」というだけでだまされたとは言えないのです。なぜなら、「土曜出勤がある場合でも日曜以外の他の平日が1日休み」であれば全く問題ないからです。
法律上の休日は日曜日と実は決まっていますが、今世間の多くの方が休みの土曜日は、法律上の休日ではありません。企業は、日曜は法的に休日にしないといけけないのはもちろんですが、土曜日に出勤があったとしても、他の日曜日以外の日が休みなのであれば、違法でもなんでもないです。言葉のあやではないですが、ご注意ください!
ケース②
「リクナビやマイナビは使いませんでした」。都内私立大学4年生の片山亮平さん(仮名)はこう話しています。今シーズンの就活で片山さんは、多くの就活生が頼みとするリクナビやマイナビなどのいわゆる「ナビサイト」を使いませんでした。珍しい方ですね。就活の序盤に学内説明会で強制的に登録させられたが、それ以降はログインしていないそう。その理由は、
「企業から発信する情報はいいことしか書いていないので、基本信じていません」だからだと言います。
なんと大人なんでしょうね。学生なのにこんなことまでしっかり考えて分かっているなんて素晴らしいです。こういう方は、社畜になるのは勿体ないので、自分で起業をするとか、ビジネスを自分でしたほうが力を発揮できると思います。
さて、話は戻りますが、では彼は何で情報を得たのだと思いますか?片山さんは「企業の採用サイトなどで予習した上で、会社説明会で社員に個別に質問し、それが合っているかどうかを確認した」そうです。
志望業界が固まっている場合は、むしろ手堅く正攻法なやり方だと思いますし、この行動力、すごいと思いませんか?尊敬しますね。こういう方は間違いなくスキルやコミュニケーション能力が高いです。組織でも興味があるところなら抜群の力を発揮できるでしょうし、むしろ企業より起業が向いていると思いますね私は。
「ナビサイト不要派」の多くは「会社の実態をより深く知りたい」と思っています。そうした層に近年支持されているのが口コミサイトです。中でも転職者向けの「カイシャの評判」は大学生だけで70万人が利用する一大メディアとなっています。私は過去に、「転職会議」っていうサイトを利用したことがありますが、この「カイシャの評判」はそこよりもすごいです。おそらく私が「転職会議」を利用したときには無かったサービスだと思います。この、「カイシャの評判」、 100万件以上の社員の声が見放題!です。ぜひ、見てみてください。企業名で検索可能です。書き手は社員や元社員らです。各企業それぞれの100点満点の評価に加え、「職場の人間関係」「仕事を通じた達成感」など6項目のレーダーチャートも表示できます。
就活を勝ち抜くにはまずはとにかく情報ですね。(3月の合同企業説明会)
ただし口コミがすべて正しいと思い込むのは禁物です。これはこのサイトに限らず、ネットにある口コミサイトならなんでもそうですよね。アマゾンのレビューでもサクラレビューが問題になりましたし、その辺の吟味がポイントになると思います。
たとえば、「閑散期でも残業は月70時間に達する」「社員の成長に向けた支援は消極的」――。これはある転職情報サイトに書かれた菓子製造のユキオー(京都市)の口コミですが、これについて、同社人事部の岸本祐樹部長は「今は事実ではない」と強く否定しています。
この口コミが書かれたのは8年ほど前。今は社内の労働環境は改善し、残業時間は半分以下に減っています。それなのに「就活生はいまだに古い書き込みを参考にしている。悪い口コミはついて回る」(岸本部長)といいます。
そこでこの会社がすごいなと思ったのは、この会社は、「あえて過去の口コミを説明する」戦略を採ったんです。学生たちに「口コミでは残業時間は70時間と書かれていますが、今は45時間に減っています」などと説明。こうした作戦が奏功してか、5年前は300人程度だった新卒エントリー数は年々増え、現在はなんと1500人を超えています。「何もかもさらけ出す姿勢が安心感につながっているのかもしれない」と岸本部長は話しています。
むしろ、今の時代そうですね。なんでも正直に、グレーな部分を無くしたほうが信頼もできますし、安心しますし、応募は増えるでしょう。口コミサイトに掲載されている情報は基本的には匿名ですよね。何らかの理由で退職した人が不満だらだらで書き込むケースも多いです。退職者は会社への不満も多いでしょうしね。すべて口コミを鵜呑みにするのも危険です。
■ファンを広げる
情報発信に自ら知恵を絞る企業も増えてきております。
ゼネコンの高松建設が動画投稿サイト「ユーチューブ」にアップした企業紹介の動画が注目を集めています。女性3人組のインディーズバンド「ガールズロックバンド革命」を起用し、再生回数は2万回に迫っています。私も見てみましたが、かなりカッコイイです!パンクっぽい感じでノリノリです!
高松建設はロックバンドが出演するプロモーションビデオで応募者を増やす
冒頭はプロモーションビデオのような作り。中盤は楽曲に合わせて、きれいなオフィスで働く女性社員らが登場。「建設会社といえば『仕事がきつい』『男性社会』というイメージを払拭したかった」(同社)。SNSなどでシェアされることでイメージアップを図り、女性や文系学生などこれまで建設業界を志望していなかった幅広い人材を獲得する狙いです!
一方、ネットラジオに着目したのは大手商社の双日。「いどなん」という番組を3月から、同社の採用サイトで週に1回配信してきました。番組名は採用スローガンである「挑め。何度でも」を略したものです。
パーソナリティーは入社2年目で人事部の山本真夕さんと山路乾太さん。オフィスツアーの実況や海外駐在員のインタビューなど、これまでに10回以上配信。「週に1回は採用サイトに訪れてもらいたい」と新番組をアップしたら過去番組は見られないように設定。細部にもこだわり、番組の最後にはリスナーからのお便りを読むコーナーもあります。1番組の再生回数は多いときで4000回に達したといいます。
目的のひとつは「ファン」を増やすこと。「人事部員は『怖い』と感じる学生さんも多いのが事実。少しでも身近に感じてもらえれば」と山本さんは話しています。番組企画はすべて山本さんら若手人事部員が考案。学生から説明会や面接で「番組を聴きました」などと声をかけられたこともあったといいます。
いまや、ネットや動画でアピールするのは当然の時代になりつつあるんですね。
企業の採用活動に詳しい法政大学キャリアデザイン学部の田中研之輔教授は「人事担当者は黒子ではなく、どんどん前に出て会社をアピールした方がいい」と指摘しています。
売り手市場の中で企業は情報発信の仕方を競い、学生は数ある情報の中から自分に合うものを選び取る。ネット時代の就活は、企業と学生の双方に情報を扱うセンスと能力を問うていると、専門家は語っています。
多くの情報を積極的に入手したら、転職サイトに登録というステップも第一歩だと思います。幸い、今の時代はすごくサービスが充実しています。
①ITやWEB系に特化したサイト
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③ジャンルにこだわらずとにかく大手を!という方
もはや知らない人はいないであろう、
リクナビNEXT
は間違いないですね。
④20代限定サービスをご希望の方
最近は20代限定で特化したサービスもあります。あのマイナビからこのようなサービスが出ております。
【 マイナビジョブ20’sの強み】
1.内定まで徹底サポート
マイナビジョブ20’sでは、一人一人の求職者に対して選任のキャリアアドバイザーが担当としてつきます。
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一般的な情報サイトには掲載されていない非公開求人も多数取り扱っております。
また、適性診断による自己分析や、選考通過率をアップさせるための書類添削・面接対策を行い、求職者が志望する企業に入社できるまで徹底的にサポートします。選考に集中できるよう、面接日程の調整といった企業とのやり取りも全て代行しています。
さらに、内定後の条件交渉もキャリアアドバイザーが行い、希望の条件で入社できるようにサポートします。
2.転職経験を持つキャリアアドバイザー
マイナビジョブ20’sでは、転職経験を持つ20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーによりキャリアカウンセリングが行われます。
転職経験を持つからこそ、同じ目線からのリアルなアドバイスを行うことができます。20代の転職を熟知しているキャリアアドバイザーにいつでも悩みや疑問を聞くことができます。
3.東京・関西・東海地方の転職に強い
マイナビジョブ20’sは、東京・大阪・名古屋にそれぞれ拠点を持っています。
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これを機に、決断した方はまずは一歩踏み出しましょう!
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