- 10月下旬、職場の男性の育休取得が歓迎できるか、との意識調査が実施されました
- 「歓迎できない」は4割
- 男性の育休取得率も約6%で、性別役割の意識に大きな変化はないと指摘
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- 現代に合わない「育休」の問題点
育休取得を申し出た父親に、会社の人事責任者は「男性が育児する必要はない」と告げ、頭を下げて育休を取り職場復帰した後、上司は「謝罪する気持ちはないの?」と迫った――。父親の育休をめぐる実情を描いた記事が先日、Yahoo!ニュースで掲載されました。あわせて実施した「職場の男性の育休取得、歓迎できる?」という意識調査では、「歓迎できる」が5割で、「歓迎できない」は4割でした。父親の育休には、まだまだハードルがあるようです。
意識調査、「歓迎できる」は半数
意識調査は、10月20日から30日まで実施され、1万801票の投票がありました。質問は3択。「歓迎できる」は48%(5188票)、「歓迎できない」は41.7%(4502票)、「わからない/どちらとも言えない」は10.3%(1111票)でした。
男性の育児休業取得率は、6.16%(2018年度)と低迷しています。
なぜでしょうか。厚生労働省が、三菱UFJリサーチ&コンサルティングに委託した調査では、育休を希望しながら取得しなかった男性の理由(複数回答)が見えてきます。以下が上位二つです。
「業務が繁忙で職場の人手が不足していた」 38.5%
「職場が育児休業を取得しづらい雰囲気だった」 33.7%
「人手不足」や「取得しづらい雰囲気」については、意識調査のコメント欄からも強くうかがえます。
「育休を取るか取らないかは本人の自由ですが、歓迎するかしないかと言われれば歓迎は出来ません。男であれ女であれ、絶対数が減るだけだし」
「5人10人程度の小規模な会社だったらどうでしょう? ひとり抜けただけで仕事が回りませんよ」
「奥さんは、もっと休めないの?」と問う声
育休を取得しづらい背景には、性別役割の意識も関係していそうです。
内閣府の16年度の調査では、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきだ」という考え方に賛成する人がいまだに約4割もいました。「育児は母親がすべきだ」といった固定観念も根強いです。くだらない。
「育休を取得しようとしたら『奥さんは、もっと休めないの?』と聞かれた」。男性からこのような声もよく聞かれるそうです。
私の勤務先も、もし申請したら間違いなくそう言われそうですね。本当に労務担当の課長が家庭を顧みないどうしようもないタイプなので全く理解が足りないんです。期待できません。
意識の変化必要
人手不足の原因としては、若い世代が減っているという人口構造の問題もありますが、景気も影響しており、状況は変化しています。一方、性別役割の意識は、大きな変化はなく推移しています。
こうした意識変化の必要性を訴える声もありました。時間はかかっても、意識が変わらなければ、育休取得のハードルは残り続けるのでしょう。
ただ、大きい会社なら代わりはいくらでもいます。そして、公務員的会社によっては誰でもできる仕事ばかりなので、自分一人が休んだところで、どうにでもなるんですよね。引継ぎ等をしっかりして、早めに育休を申請すれば会社は快く認めるべきです。というか、
育休取得の拒否は違法
ですからね。これはあなたも是非、覚えておいてください。もしあなたが育休を申請したい場合は、必ずボイスレコーダーやその他アプリをONにしてから打合せに臨むように!
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