みなさんは、今の職場でストレス溜まってますか?私は溜まってます。何に溜まっているんでしょうか。私はやりがいが無さすぎることと、ほかにやりたいことがあるのに、今のリーマンを嫌々続けているから、とこんなところでしょうか。今日は、落ち込んだ気分を回復させる方法をご紹介します。
今日の目次
- レジリエンスとは?
- 自己表現が効果的?
- 鬱の人へのNGワードとは?
ストレスからの回復力「レジリエンス」の磨き方
レジリエンスとはすなわち、「回復力」のこと。心理学用語でストレスから回復する力のことを言います。人は誰でもこの回復力を持っています。それを日ごろから鍛えていれば、ちょっとしたことで元気になれるはずなんです。
最近では、働き盛りの40~50代の男性が直面している深刻なストレスが問題だと言われています。ストレス解消法といわれる方法はいろいろありますが、一過性の解消法に頼るのではなく、自分の人生を根本的に考えてみましょう。
レジリエンスと言われる力を鍛えることで心身症の予防は可能です。ただし、一つですべてを解決することはさすがに不可能です。レジリエンスは性格要因やものの捉え方、サポートしてくれる人の有無といった総合力なので、人それぞれに強化のポイントは変わってきます。
「自己表現」が最強のストレス対策
ストレスに強い人の共通点として言えるのは、回復力を高めてくれるリソース、つまり自己表現の場をたくさん持っていることなんです。我慢強くコミュニケーション力が高い「良い人傾向」の人は心身症になりやすい傾向があります。もちろん元気な人もたくさんいますが、そうした人は趣味が充実していたり、ペットを飼っていたり、広い意味での自己表現の場を持っていることが多いのです。
ストレスは怒りや不満を黙って抑え込むことによって生じることが多いので、レジリエンスUPには、抑え込んだ感情を表現する場を生活の中でどれだけ持てるかが肝要ということです。つまり、簡単に言えば、不平不満を聞いてくれる相手がいること、そのような場があるかどうかってところでしょうか。なんでも吐き出さないとつぶれてしまうんです。
自己表現というと高尚な感じがするかもしれませんが、ジムに行って体を動かすことも立派な自己表現の一つです。また、自分の気持ちをノートに書くことはもちろん、買い物をする、マッサージを受ける、いつもと違うルートで帰ってみる、本屋さんに行く、温かい飲みものを飲むなど何でもいいんです。そうやって体を緩めたり、心のリラックスにつながることすべてが「自己表現」なんです。
ですからまずは、自分が心地良いと感じられること――嫌なことがあったとき、これをやると元気になる――といったことを思い出して書き出し、リソースとして把握してみてください。それがひいては、「自分らしい生き方」にもつながってくるのではないでしょうか。ただし、お酒とタバコ、ギャンブル、歓楽街以外にしたほうが良いようです・・・。(^^;
さらには、自己表現以外では、重なる部分もありますが、メンタルヘルスを維持する上では、当然、「深呼吸」「適度に体を動かす」「睡眠」「気持ちを話せる家族や仲間」「自然との触れ合い」の5項目は基本です。これらはもう当然のように皆さん知っていることばかりですよね?これらを意識的に整えるだけでもかなりストレスが軽減されるので、ぜひ覚えておいてください。
《ストレス予防の基本5項目》
1 | 深呼吸 |
---|---|
2 | 適度に体を動かす |
3 | 睡眠 |
4 | 気持ちを話せる家族や仲間 |
5 | 自然との触れ合い |
そして、今の時代のまさに、「SNS」も有効な表現の一つなんです!私も毎日SNSとブログをやっていますが、これも大切なことだったと教えられました!
米国ハーバード大学に居たニコラス・A・クリスタキス教授は著書『つながり 社会的ネットワークの驚くべき力』(講談社)の中で、「“つながり”の多さが健康に影響する」と述べています。
また、米国のある地域で行った研究では、がんの死亡率が貧困層ほど高い傾向にありました。貧困層ほど病気になる、ってのはよく聞きますよね。金銭的な事情で検診を受けられないということもありますが、教育が受けられず医療情報が不足している、インターネットアクセスがなくネットワークが少ないといったことが原因だという分析もあります。
今やSNSによる人と人の「つながり」は、ヘルスコミュニケーションにとっても大きな情報源といえるでしょう。
そしてレジリエンス向上のリソースとしても、TwitterやFacebookはオススメです。ただし、のめりこんでは危険です。それにそういったWEB上で誹謗中傷で病んでしまう方もたくさんいます。過去には考えられなかった事由で裁判が沢山起こされるようになっています。それだけを自分のネットワークにしないことはもちろん、時間も決めて、適度な距離を会社のように保ちましょう。
SNSの優れた点は、違う世界の友達を作りやすいところ
です。同じ業界の人としか接していないと視野が狭くなりがちですが、全く違った視点から話をしてくれる人がいると、悩みを客観的に見ることができるものです。
では、そんな予防をする前に、もし心身症になってしまった場合はどうすればいいのでしょうか。
まずは体をケアすることが大事です。ケアという意味では、筋トレも大事です。私も筋トレを日課にするようになり多少変わってきた、強くなってきたという実感があります。私の場合は、何をしているかというと、筋トレとココアプロテインの摂取です。
一般的なケアとしては、休んでおいしいごはん食べる、マッサージをしてもらうといったことから始めてみてください。もちろん精神科や心療内科に行ってもいいですが、自分に合う医者かどうかなんて初めてじゃわからないですよね。そうしたらかかりつけの歯医者でも内科でもいいので、話しやすいお医者さんに相談してみてください。その人に専門医を紹介してもらったほうが、闇雲に飛び込むよりもよっぽどいいと思います。ちなみに、私は今通っている心療内科は2つ目です。1つ目は過去のブログにも書きましたが、あまりにひどかったので、すぐに診察券などを帰宅後に捨てました。自分に合う医者って大事だなって今は思っています。
うつの人に「治してあげたい」はNG
一方で、周りの大切な人がうつになってしまった、なんてこと、みなさんはありませんか?そういったときに周囲はどんなことをしてあげるべきでしょうか。
「元気づけることを言ってあげなきゃ」とか「助けてあげよう」などと思うのは相手の負担や心の重荷になります。周囲がしてあげられる最善策は、その人のそばにいることだけ。それも、本当にそばにいてあげることだけが助けではなく、「いつでもそばにいるよ」という態度が相手の重荷にならない支援といえます。でもそれって、職場の仲間とかだと難しいですよね・・・。結局は職場ではなく家族や職場外の友人が大事ってことになるんでしょう。
また、うつになると買い物や電話などができにくくなるので、そういった手助けなども助けになります。
支援の仕方には「直接支援」「情報支援」「共感支援」「援助への期待への支援」の4種類があって、「いつでもそばにいる」という態度は「援助への期待への支援」になる。「困ったときあの人がいれば、最悪の状態をなんとか乗りきれる」と思えるだけで、それが支援になるのです。
「いつもと違うルートで帰る」「本屋に行く」といった、ほんの少しの行動の変化については、いろんな本ですでに紹介されていますが、改めて重要なことなんですね。そういうことが気分を変え、ストレスからの回復につながるということです。自分の心をワクワクさせる術を身に付けることは心身の健康のみならず、人生そのものを豊かにしてくれるはずです。
コメントを残す