社畜から弁護士への転身そこで得た自信

大企業から弁護士への転身と言えば華やかなキャリアアップをイメージしますよね。働きながら勉強して弁護士になるってとんでもなく凄いことだと思います。よほどの熱意と情熱が無いと無理でしょう。私には到底無理です。

今回のケースは、大企業から弁護士へ転身した方の話です。

Aさんは、「ずっと自分に自信がなかった」と振り返りました。Aさんが働いてていたのは、あの有名な新日本製鉄（現日本製鉄）です。そこには”超”がつく優秀な人ばかりで、女性社員はほとんどおらず、みんな扱いに困っているようだったそうです。

さらに、彼女が結婚・出産してからは、会社でも保育園でも、どこに行っても「すみません」と頭を下げる毎日。母親は子育てを手伝ってくれたそうですが、父が倒れたことで介護に忙しくなったそうです。

Aさんは、「何の憂いもなく仕事に没頭できる男性と同じようには働けない」と感じました。

実は私も憂いながら社畜として働いています。そもそも極論かもしれませんが、憂いなく仕事に没頭できる人は少ないと思います。何の憂いもなく社畜として働いている人は、よっぽど社畜として洗脳されているか、もう諦めている人ぐらいしか居ないのではないでしょうか。

私も早期退職してブログやインターネットで独立起業することを決意したので、今の社畜としての仕事にモチベーションが上がらずに辛い社畜生活を送っています。そんな毎日に耐えていけるのは、家族の協力はもちろんのこと、毎日のSNSでの皆さんとのやり取りやブログ執筆のおかげです。改めてありがとうございます。

さて、Aさんの話に戻りますが、Aさんは、子どもの頃に憧れた弁護士への夢が膨らみました。ちょうどその頃は日本でロースクールが導入された時期でもあり、「人生で一度くらい死ぬほど勉強してみたい」と受験したそうです。

転職には躊躇（ちゅうちょ）もあったそうですが、東大に合格した際、夫の「行ってみたら」という一言に背中を押されたのが40歳の時でした。

すごい！！40歳で転身ですか！！これはびっくりしました。もう少し若いかと思っていました。これはさらにすごいですね。私と同じくらいの年齢でこれは恐れ入ります。世の中にはまだ上には上がいますね。

「法学部の学生だった頃は概念でしか分からなかったが、『こういう判例の積み重ねでできている仕組みなんだ』と、これまでの仕事が整理されて分かった」。経験に基づいて勉強すると理解の度合いが違うとのことで、成績もぐんぐん伸びたそうです。彼女は法務で働いていたんですね。

ところがさらなる試練はそこからでした。司法試験を終え、60以上の事務所に履歴書を送ったものの全く相手にされませんでした。若い同級生は大手から内定をもらっているのに自分を全否定されたようで「人生で最も落ち込んだ」といいます。弁護士が昔と比べて労働環境などが非常に悪くなっていることもそうですし、年齢も要因かと思います。厳しい世の中です。。。

彼女は、「立ち直るには一生懸命働くしかない。」と思い、なんとか入った事務所で働き始めると、これまでのキャリアが生きてきたそうです。

新日鉄で法務担当だったとき、彼女は契約書は何度も書いたことがあり、訴訟の方向性も決めてきたこともあり、クライアントの望む提案ができたそうです。

そのこともあり、徐々に認められるようになっていきました。

彼女がすごいのはさらにここからです！

弁護士として5年働いた後、やはり会社でプレーヤーとして働きたいと3度目の就活に動いたんです！もうどんだけすごいモチベーションなんでしょう・・・。見習いたいです。。。

彼女は学生時代からものづくりへの関心が高く、今回もメーカーに絞って応募。今度は逆にどこからも歓迎されたそうです。

そりゃそうですよね。新日鉄→弁護士という経験があれば、今の時代キャリア採用で引く手あまた。間違いなくハイクラス求人が来ますからね。

「自分でも役に立てることがあるんじゃないかと初めて自信がもてた」と彼女は話します。入社後は燃費不正問題への対応や日産自動車との資本業務提携など難題続きですが、「いつかガバナンスの手本のような、信頼される会社にしたい」と話しています。

彼女のような素晴らしい経歴ではなくても、ハイクラス求人は結構今引く手あまただったりします。普通に転職を目指している方でもまずは登録だけでもしてみてはいかがでしょうか？下記にいくつか紹介させていただきますね。

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