OB・OG訪問、アポはアプリで簡単に ビズリーチなどがサービス提供

はじめに

就職活動において最重要のイベントのひとつがOB・OG訪問でしょう。最近は、OG訪問をネタに悪いことを考える男もいて、逮捕者などが出たのも記憶に新しいです。

ただ、やはり志望する企業の業務内容や社内の雰囲気について、ビジネスパーソンから生の声を聞くことは有益なことは間違いありません。

アプリの活用

最近ではスマートフォンから手軽にアポを取ることができるマッチングサービスも普及しているんです。

「オフィシャルな説明会や採用ホームページでは会社の良い部分しか分からない気がする。実際に働いている人の話を聞くと、面接の受け答えなどでも役立つ」。早稲田大学4年の女子学生は、OB・OG訪問のメリットをこう説明しています。

これはまさにそのとおり。オフィシャルな説明会やホームページでは会社の良い部分しか見れません。「きれいごと」で終わっちゃうんですよね。ただ、OB・OG訪問をしても、そんなに会社の悪い部分が見えるとは限りません。訪問を受けた方は自分の会社に来てほしいと思って依頼を受けているわけですから、良いことを中心に話すでしょう。会社にその人が洗脳されていれば尚更です。

なので、そういう人から本当に会社の悪い部分までハッキリ見ることは不可能でしょうね。

私は、かなり難しいとは思いますが、その会社を辞めようと思っている人、すでに辞めた人、などに話を聞けるシステムが確立されたら、本来の意味で会社の真の姿が見える確率がかなり高くなると思うのですが、そう思うのは私だけでしょうか?

OB・OGに会う一般的な方法

さて、OB・OG訪問は、就活の序盤では志望業種の絞り込みなどに、中盤では「選考対策」などに、そして終盤では「内定をもらった企業の実態を知るため」などにも使われているようです。

学生がOB・OGに会うには、まずは大学のキャリアセンターを活用するやり方が一般的でしょう。例えば立教大学の場合、進路の届け出があったOB・OG約3万人の所属先を学生に開示しています。情報の流出や悪用を防ぐためOB・OGのデータはキャリアセンターの専用端末でIDやパスワードを入力して取得します。スマホのカメラで撮影することはできません。

もう一つは企業に直接紹介してもらう方法。

都内のある中堅精密機器企業では、会社説明会やセミナーに参加した学生であれば、求めに応じて社員を紹介しています。同社にOB・OGがいなくても構いません。「ESの書き方や面接突破のアドバイスを求めてくる学生もいて、希望者のほぼ全員に応じている」と担当者。気になる企業があれば、採用担当に聞いてみると良いでしょう。

ビデオ通話で会話も

冒頭でも少し紹介しましたが、恋愛系だけじゃなく、OB・OGを引き合わせるマッチングサービスの利用が増えています。スマホのアプリなどから登録・利用ができ、学生とビジネスパーソンが一対一でやりとりできる簡便さが受けています。すごい時代ですね。

人材サービスのビズリーチ(東京・渋谷)は昨年9月から、提供するマッチングサービス「ビズリーチ・キャンパス」にビデオ通話機能を追加しました。例えば地方学生が首都圏のビジネスパーソンと、スマホのビデオ通話で話せるようになります。

就職情報大手のマイナビ(東京・千代田)が昨年5月に実施した調査によると、OB・OG訪問をした経験がある学生は4人に1人の割合でした。

実際の訪問で得られたことを複数回答で聞いたところ、

「やりたいと思っていた仕事のイメージがはっきりした」が62%で最多。

続いて

「自分がどんな仕事に興味があるのか理解できた」が41%、

「希望するキャリア実現のために努力しようと思った」が30%でした。

実際にOB・OG訪問する際には、相手の発言がどこまで責任ある内容なのかをしっかり見極める必要があります。

とりわけマッチングサービスの場合は企業公認の人もいれば、個人の立場で登録している人もいます。

先ほども言いましたが、18年度にはマッチングサービスを介して知り合った社員による学生へのセクハラ事件が問題になっていますので、注意は必要です。

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